2023.02.09

もし事故が起きたらどうしたらいい?事故体験者が会社の心強いフォロー体制について語る。

起きてほしくはないけど、起きてしまうのが事故というもの。今回はそんな事故を体験したドライバーにリアルな体験談を語っていただきました。どうしても気が動転してしまう事故直後、会社からのフォローに助けられた体験談は必見です。

武藤

2006年中途入社。猿江営業所一筋のベテランドライバー。

入社早々に事故が発生。初めての経験に動揺しました。

—入社までの経緯について教えてください。

武藤:前職では建築資材を工事現場に提供する会社の営業をしていました。でも、その営業所が閉鎖されることになってしまって。もともと私は車の運転が好きだったので、次はタクシードライバーになろうと思ったんです。そして、最終的に親身に話を聞いてくれた日の丸交通に入社することを決めました。気づけば、もう17年近くドライバーをしていますね。

—長く勤めていらっしゃるので、事故についても色々と経験されてこられたということでしょうか。

武藤:そうですね。もちろん、本当は事故なんて起きて欲しくないですけどね。

—そのなかでも、一番印象的だった事故は?

武藤:一番良く覚えているのは、私が入社してから7、8ヶ月ぐらい過ぎたころに起きた事故ですね。後部座席のお客様側のドアを開けた瞬間、後ろからバイクが突っ込んできました。幸い、バイクの運転手は無事で死亡事故にはならなかったのですが、やはり大きく動揺しましたね。

―事故が起きてしまった際は、まずはどうするものなのでしょうか?

武藤:すぐに会社に連絡して事故の状況を説明するわけですが、そのときは本当にしどろもどろになってしまいましたね。それでも、なんとか会社の人に事故について細かく説明をして、その後、警察や病院に行きました。

―その後のやり取りについても教えてください。

武藤:事故の翌日に所属する営業所の所長と本社の事故担当の方と事故について話をしました。もう一回警察に行って話をすることになるので、そこでこういうことを聞かれるから自分の考えをちゃんと言ってくださいと助言をいただきました。その後、警察に行って現場検証などのやり取りがありましたね。

日の丸交通は事故後の対応も心強く、安心感がある。

―事故後の会社の対応についてはどう感じましたか?

武藤:安心感がありましたね。運行管理の方はドライブレコーダーの映像をライブで確認していて迅速に対応してくださいますし、その事故の際はドアが破損して閉められなくなってしまったのですが、当日すぐに工場の人が現場に駆けつけてくれて閉められるようにしてくれました。そして、とにかく皆さん私の体の心配を第一にしてくださるので心強かったです。

―再発防止のための面談のようなものもありましたか?

武藤:はい。ありましたね。どうして事故が起きてしまったのか検証する勉強会があります。そのときは検証を通じて、ドアを開ける際、いきなり開けるのではなくしっかりと後方確認をしてから開けなければいけなかったと改めて認識して反省しました。

―ここまで事故を起こした際の話を伺いましたが、事故に巻き込まれた場合というのは、また違ってくるのでしょうか?

武藤:流れはほぼ一緒ですね。私が体験したのは、雪の日に別のタクシー会社の車がぶつかってきた事故でした。たまたま目の前に交番のあるところだったので、警察の方にも状況が分かりやすかったようで、検証はスムーズでしたね。少し違うのは自分が被害者の場合だと保険会社の方とのやり取りが発生します。と言っても病院に行ったので、その診断書を提出したりした程度ですが。事故を起こしたタクシー会社とのやり取りに関しては会社の方ですべてやってくれました。

新人ドライバーに同じ思いをさせないために、今、私ができること。

―事故が起きた後はどのくらいの期間を経て、仕事に戻れるのでしょうか?

武藤:事故が起きたら当然その日は営業終了です。そこからは事故の程度によるかと。あとは、所長の許可をもらってすぐに乗れるか乗れないかは本人の意思によりますね。

―ちなみに、事故を起こしたとしてもドライバーが保障することはないというのは本当ですか?

武藤:本当です。過去にドライバーが何かしらの費用を負担したという話は聞いたことがありません。

―例えば、少し車体をこすってしまったりといった軽微な事故の場合、事故扱いになるのでしょうか?

武藤:はい。それも事故扱いにはなります。例えば、そういった小さな事故を3回くらい繰り返すようであれば再発防止の講習を受けることもあります。軽微な事故で済んでいるうちに大きな事故を起こさないよう講習を受けるんです。そのドライバーを思ってのことですね。私も受けましたが、自分のドライブレコーダーの映像をもとに話をするので大変勉強になりますよ。

―今後、事故の経験を自分の仕事にどう活かしていきますか?

武藤:もちろん普段の安全運転に繋がっていますし、加えて、事故の経験を踏まえて新人ドライバー向けのオリエンテーションを開催するようになりました。皆さん安全運転についての研修は受けてきていると思うのですが、やはり実際の事故の体験談だと話の重みが違うので良い学びになっているようです。うちの営業所独自でやっていることなのですが、コロナの影響もあってつづけていくか悩んだ時期もありました。それでも所長からつづけてほしいという要望をいただいたので、月一くらいでつづけていけたらと思っています。


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