2022.03.07
日の丸交通って本当に女性が働きやすい職場なの?女性乗務員のぶっちゃけ座談会。
業界内でも女性乗務員が多いことで知られる日の丸交通。今回は、乗務員として現場で働く女性たちを直撃しました。前職でさまざまな経験をしてきた皆さんだからこそ分かる、女性の働きやすさについて、ざっくばらんに語っていただきます!
藤井
2021年中途入社。元バスの添乗員という経歴を持つ。
國重
2020年中途入社。元々運転が好きで建設業界から転職。
園部
2018年中途入社。女性ドライバーの多さに惹かれ入社。
杉
2018年中途入社。10年ほど前にもドライバー経験あり。
好きなことをして稼げる。こんないい仕事、ほかにありますか?
—日の丸交通の仕事の魅力を教えてください。
杉:やっぱり、居心地がいいところですね。普通の職場って人間関係が複雑だったりする場合がありますけど、タクシー乗務員は業務が始まったら基本的に一人ですから、人間関係を気にする必要がない。そういう気楽さはありますよね。
藤井:確かに、業務が始まったら、あとは個人の裁量に任されているんですよね。私にはこの環境がしっくりくるなと感じています。前職のバスの添乗員の仕事だと、飛行機が遅れたとか大雪の影響で予定が変わったという理由でお客様に謝ることがありましたが、内心では「自分が悪いわけじゃないのに」って思っていて。でも、タクシーはいいことも悪いことも全部、自分の責任。それが、この仕事のやりがいなんです。
国重:やりがいある仕事ですし、自分の時間をしっかり取れることも魅力ですよね。私は前職、建設関連の仕事をしていましたが、平日5日働いて土日の休みは疲れてしまってずっと寝て過ごしていました。でも今は、明け休にしっかり寝て、リフレッシュして午後からは動けます。公休は疲れもなく1日動けますから、自分の時間が大幅に増えたんです。
杉:日の丸交通は『安全第一、営業第二』がモットーの会社なので、全員がちゃんと休もうと意識していますよね。私もそういう社風が好きです。
園部:私はもともと運転が好きだから、タクシーの仕事も好きなんです。仕事で色々なところに行けるのでいい刺激になっています。
国重:仕事で毎日違う場所に行けるって楽しいですよね。運転も好きだし、色々なところに行くのも好きだし、それで給料がもらえるって、こんな効率いいことないですよね(笑)
園部:そうなんですよ(笑)あと、女性乗務員だと体力がない方もいますよね。女性の立場から言うと、男性以上に年齢を重ねると体力的にきつくなるものなんです。そういうときに、自分のペースで休めるのはいいですね。世の中的にタクシーの女性乗務員は増えているけど、長くつづけている人は貴重なんです。でも、日の丸交通には20年つづけているような先輩がいるので、勇気もらえます。
日の丸交通の制度は『絵に描いた餅』じゃないんです。
—ずばり、日の丸交通は女性が働きやすい職場だと思いますか?
園部:そうですね。産休、育休など女性のライフステージに合わせた制度が充実しているので安心できると思います。あとは、介護休暇を取った先輩もいますね。日の丸交通の福利厚生は、実際に制度はあるけど休めませんみたいな『絵に描いた餅』じゃないんです。
国重:しっかり休めるし、長期休暇も取れるし、ちょっと休みたいときにも出番変更ができるタクシーって融通が利くのでいいですよね。この日は病院に行くので休みますとか、何の抵抗なく言えるのは助かります。
藤井:私は福利厚生のことは特に考えずに入社しましたが、入ってみると有休もちゃんと取れて働きやすい職場だなと感じます。園部さんの言うとおり、他の職場では制度はあるけど実際には使えないみたいなこともよくあったんですよね。
杉:そうそう。あとは女性の働きやすさでいうと、女性用のきれいな更衣室があってトイレがあるってだけでもいいですよ。前職では更衣室はあったけど事務員さんと共同で、トイレは一ヵ所しかないとか、人数的に女性が少なかったこともあって肩身が狭い思いをしたことがあります。その点、日の丸交通は快適ですよね。
男性は方法論、女性は精神論。仕事のノウハウはひとそれぞれ。
—活躍していると思う先輩女性乗務員の方はいらっしゃいますか?
杉:日の丸ゼミナールという、売り上げトップクラスの乗務員による社内講習会があるのですが、その乗務員のなかに女性も何人かいます。私は細山さんという女性乗務員の方の講習を受けて、男性にはない視点をお持ちだなと感じました。
国重:私も細山さんの講習受けました。いつも一日の振り返りをして、気付きを書き留めているという話をされていましたね。今日はここが良かったって振り返って、次に活かしていくという前向きな姿勢は尊敬できます。私はまだまだできていないので見習いたいです。
杉:分かります。男性乗務員で稼ぐ人って、何時にここに行けば稼げるといった方法論やデータを重視する傾向にありますが、女性乗務員の場合は仕事に取り組む姿勢とか、精神論を重視しているなと思うんです。例えば、午前中に全然稼げなかったとしても、午後はいっぱいお客様を乗せられるはずと心を切り替える。そんな心の持ち方を大事にするメージです。
藤井:私が受けたのも細山さんの講習でしたね。教わったなかで実践していることは、とにかく車を綺麗にすることです。朝、配車されたときに後部座席のシートが汚れている車ってけっこうあって。だから、シートはこまめに変えるようにしています。あと、休憩時間に車体を拭いたり。私の運転技術がまだまだなのは自覚しているので、せめて運転以外の部分には細心の注意を払いたいんです。
園部:細山さんとは営業所が同じなのでよくお会いしますが、自分の中にしっかり軸を持っている方だなと思います。ブレない姿勢が前向きな気持ちに繋がって、結果に繋がっているのではないかと。営業所内には、他にも見習うべき女性乗務員の先輩方がいて、とても心強いです。
業界内に女性のタクシー乗務員がさらに増えることを願って。
—女性が働きやすい環境が整っていることがよく分かりました。最後に、今後の目標を教えてください。
杉:お客様が夫婦喧嘩を始めたときに諭せる人になりたいんですよね。
国重:いや、どういうことですか(笑)
杉:けっこう車内で痴話げんかするお客様がいるじゃないですか。そういうときに仲裁に入れるくらいの人間性を持ちたいということです。実はカウンセリングの勉強もしてるんですよ。
国重:なるほど。私はそこまでできるかは分かりませんが、より多くの人に自分のタクシーに乗って良かったと思ってもらうことが目標なんです。そのために運転スキルも接客スキルも磨いていきたい。
藤井:私の目標は、無事故無違反です。ありがちですけど、やはり長くつづけていくうえで一番大事なところだと思うんですよね。
園部:そうですね。私もとにかく長くこの仕事をつづけることが目標です。そうすることで、他の女性乗務員も長く仕事をつづけやすくなると思いますので。この業界で働く一人として、一台でも多く女性乗務員のタクシーが走っている環境をつくりたいと思います。